アレクサンダー・テクニーク教師トレーニング

「肩凝り」と「肩」なんてない?

日常に活かす 肩凝り腰痛 Oct 12, 2021

肩が凝る。ごく普通にそう言いますよね。


でも実は「肩」っていうものは存在しません。「肩」っていう明確な場所、ありますか?ないですよね。なんだか首のあたりのような、腕の上のような、そんな曖昧な場所「肩」といいます。


実際には、それは首であり腕でもあります。

 

肩が凝ると痛くなる場所ー そこは表層では腕の筋肉です。もっと深層では首・背骨の筋肉です。下の絵を見れば分かりますが、ちょうどいわゆる「肩が凝る」ポイントをカバーするように大きな赤い筋肉(黒い斜線の部分)がありますね。これは腕の筋肉ですが、頭にも付着するし、背骨にも付いています。


 

「肩」は腕なのです。

そして、頭や背骨とも関係しています。同じ場所のもっと深くでは、首の骨(脊椎・背骨)や頭の動きを調整する筋肉があります。このあたりは、「首」と言えるでしょう。


結局、肩という実体はないのですね。 それなら、「肩が凝る」と言ってもなかなか解決策が見つからないのは無理もありません。肩自体がないのですから。実際には腕だったり首だったりするのです。


肩が凝るとき、腕をどのように動かしていますか?過剰に力を入れていませんか?首はど
ういう状態になっていますか?そのあたりに肩凝りの問題を解決するヒントが隠れています。

次回は 「痛みの原因」 に続く。


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